「これ、ここ、オススメ」ハードロック・ヘヴィメタル担当のカズです。
今回はEdu Falaschi(エドゥ・ファラスキ)「The Glory Of The Sacred Truth」のレビューを書いてみました。
エドゥはブラジルのパワーメタルバンド「Angra」の2代目ボーカルです。
個人的なアルバムの感想ですが、参考になれば幸いです。
・収録曲&収録メンバー
The Glory Of The Sacred Truth
「The Glory Of The Sacred Truth」は元Angraボーカルのエドゥ・ファラスキのミニアルバムです。
新曲2つとライブ音源が4曲入っています。
エドゥは逆流性食道炎のような病気で喉をやられてしまい、ハイトーンボイスが出せなくなってしまいました。それで残念ながらAngraを脱退してしまいました。
まだ今も喉の病気の薬を飲みながら活動しているみたいです。
このアルバムの収録メンバーは下記の通りです。
収録メンバー
ボーカル:エドゥ・ファラスキ
ドラムス:アキレス・プリースター
ベース:ラファエル・ダフラス
ギター:ディオゴ・マフラ&ロベルト・バローズ
キーボード:ファビオ・ラグーナ
アキレス・プリースターは2001年から2006年までAngraで活躍したドラマーです!
このアルバムが出た時のライブには行けなかったのですが、前日に行われたサイン会だけは行くことができました。
エドゥとアキレスにはAngra時代の「リバース」にサインを貰いました!
各曲レビュー(収録曲順)
The Glory Of The Sacred Truth
エドゥが脱退し、中心人物であったキコまで抜けてしまったAngraに私は興味が薄れてしまいました。
ファビオ・リオーネはラプソディであれば良いのですが、Angraだと何かしっくり来ません。
しかしこの曲を聴いた瞬間、「これこそAngraに求めていた物だ!」とビビッと来ました。
キーボードの音色も曲のアウトロもAngraを感じさせてくれます。
「リバース」の頃のAngraを聴いているような感覚です。
無理はして欲しくないですが、高音部分も出ています。
ギターソロのテクニックもキコみたいで凄いです!
Streets Of Florence
ミドルテンポのナンバーです。爽やかで明るい曲です。
出だしはエドゥが弾くアコースティックギターです。MVだと12弦のアコギですね。
サビは少し寂しさを感じます。時にギターソロのツインメロディが好きです。
Nova Era (Live)
シンフォニック・パワーメタラーは皆大好きな「Nova Era」のライブバージョンです。
イントロのバイオンのようなシンセの音色を聴くだけでテンションが上がります!
本家Angraはファビオ・リオーネがボーカルなので、この曲はエドゥが歌うに限りますね!
無理なハイトーンは抑えている感じですが、歌唱力はAngra在籍時代と変わらずエドゥ復活です!
それにしてもキコのギターを難無く弾くギタリストも凄いです。音源だけ聴いていたらキコと聴き分けはできないぐらいキコにそっくりです。
THE TEMPLE OF HATE (Live)
これぞスピードメタル!「Nova Era」からこの曲はテンションマックスです。
しかしこの曲はカイ・ハンセン(ガンマ・レイ)が一緒に歌わないとなんかしっくり来ませんね。
今回のエドゥのライブ、なんとブラジル公演ではカイ・ハンセンがゲストで参加したようです!
Angels And Demons (Live)
こちらの曲はアルバム「TEMPLE OF SHADOWS」の3曲目に収録されている曲です。
アキレスのドラムが凄い!プログレッシブなスピードメタルですね。
Spread Your Fire (Live)
こちらの曲も「TEMPLE OF SHADOWS」の2曲目に収録です。
疾走感・メロディ・ドラマティックな展開・テクニック、文句無しの一曲!
最後に
キコがメガデスに移ってから本家Angraは何か興味が出ないな~と感じていました。
そんな時にこのミニアルバムを聴いて、エドゥの良さに再度気づかされました。
体調に気を付けながら、Angraにまた参加して欲しいなと思わせてくれるアルバムでした。
新曲は2曲だけですが、「The Glory Of The Sacred Truth」はエドゥ時代のAngraファンにはオススメなミニアルバムです。
ライブ音源は名曲が揃っています。
アキレスもAngra時代のように超絶テクを披露しています。
体調が良くなってきたエドゥの音源が聴きたい方にはオススメなミニアルバムです。
またAngraのボーカルに戻ってもらいたい!最近のAngraよりこっちの方がいいじゃん!と思わせてくれるミニアルバムでした。
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