皆さんは「リンゴンベリー」という果実をご存知でしょうか?
リンゴンベリーは北欧料理では欠かせない果実です。赤い実でリンゴのような名前ですがリンゴではありません。
今回は、北欧好きには味わっていただきたい「リンゴンベリー」を紹介します。
・北欧でのリンゴンベリーを使った料理を紹介
・リンゴンベリージュースを販売しているカフェ
リンゴンベリーって?
「リンゴンベリー」はコケモモという木の実の事です!こちらの赤い実がリンゴンベリーです。↓
コケモモはツツジ科スノキ属の木で、北欧では一般的な植物です。初夏に白い花が咲き、秋に赤い実を付けます。
コケモモは寒い地域でも育ち、マイナス40度以下でも大丈夫だそうです。
リンゴンベリーは、夏の高温・湿気の多い所には弱いので日本で育てるのは難しそうですね。
こちらは2月にフィンランド(ヘルシンキ)に行った時の写真ですが、海が凍っていました。
コケモモは夏は涼しくて冬は極端に寒い北欧にピッタリの植物ですね。
リンゴンベリーはどんな味?
リンゴンベリーは酸味が強いので生で食べるのには向いていません。甘みを加えてジャムやジュースに加工して使う事が多いです。
↓リンゴンベリージュースです。
ジャムもジュースも甘酸っぱい味です。こちらのジュースは原液のままでは濃いので割って飲みます。
リンゴンベリーの効果は?
リンゴンベリーにはプロアントシアニジンが多く含まれています。
抗酸化作用が強く、動脈硬化の予防や大腸がんの予防、筋肉疲労の予防、シミやシワの予防等に効果があると言われています。
リンゴンベリーは美容や老化防止に役立つ果実ですね!
リンゴンベリーを使った料理例
リンゴンベリーを使った料理を紹介します。
パンに付けて食べる
シンプルにジャムとしてパンに付けて食べます。
北欧ではライ麦パンが伝統的なパンで、レストランやカフェでも食べることができます。
スウェーデンのミートボール・肉料理に
スウェーデンではミートボールにリンゴンベリージャムを付けて食べます。
↓ストックホルムのガムラスタンで食べたミートボールです。赤いのがリンゴンベリーです。ジャムのように甘味が付いていますが果実の丸みがあります。
ミートボール横の白いのはマッシュポテトです。
↓ガムラスタンのメタルバーで食べたミートボールです。ジャムのドロッとした感じのリンゴンベリーですね。
↓ヨーテボリのレストランで食べたミートボールです。濃いめのミートボールのソースに甘いリンゴンベリージャムが癖になります。
↓日本のIKEAで食べたミートボールです。
ミートボールに甘酸っぱいリンゴンベリーを付けて食べるのに最初は慣れませんでしたが、しばらくするとまた食べてみたくなる味です。
↓エストニアのタリンで食べたリンゴンベリーです。「Olde Hansa(オルデハンザ)」というレストランのランチです。
肉の塊の料理にリンゴンベリーが添えられていました。
お店によってリンゴンベリーの状態も様々でした。ぜひ北欧に行ってリンゴンベリーを使った料理を味わってみてください。
リンゴンベリージュース
こちらは那須高原にある「フィンランドの森・チーズ工房(メッツァネイト)」さんで販売しているリンゴンベリージュースです。ジュースはフィンランド産です。
そのままでは濃いので水等で薄めて飲みます。糖分が加わっているので飲みやすいジュースになっています。リンゴンベリージュースは「飲む化粧水」とも言われてるようです。
店内のレストラン・カフェでは「リンゴンベリーソーダ」を飲むことも可能です。
北欧で食べたリンゴンベリーは日本で馴染みが無いので癖がありましたが、リンゴンベリージュースは甘みが加わり炭酸で割っているので飲みやすいです。
スタッフの方曰く「パンケーキやヨーグルトにリンゴンベリージュースの液をかけるのもグッド」だそうです。
フィンランドの森チーズ工房のテラス席は自然豊かでのびのびできます。
購入したリンゴンベリージュースを使ってスムージーを作ってみました。氷6個ぐらい、豆乳、ヨーグルトで割って作りました。
※色の薄い方がリンゴンベリーで、色の濃い方がビルベリーです。
リンゴンベリーのまとめ
北欧では一般的な果実「リンゴンベリー」に興味を持っていただけましたでしょうか?
リンゴンベリーは美容や健康に良い果実ですね。
ぜひジャムやジュース等を買ってみて、リンゴンベリーを味わってみてください。
スウェーデン料理について役立つ本はこちら↓